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エビスINDEXシリーズでは、アドエビス全数データを分析した事例をご紹介しております。
過去記事はコチラ
①ついに公開された広告効果測定の全数データ
②エビスINDEXで景気の良い都道府県を測る!
リスティング広告のキーワード
今回はこれまで趣向を変えまして、リスティング広告のキーワード着目します。
5月第2日曜日と言えば……?
そうです、「母の日」ですね。
と、言う訳で「母の日」というキーワードが含まれたリスティング広告のCV数について見ていきます。
(CVポイントは資料請求から購入完了まで様々なパターンがありますが、ここでは全てCVとして同一に扱います。)
母の日リスティングCV数
上記の折れ線グラフは2012年10月以降、アドエビス全データからリスティング広告でCVした中で、「母の日」というキーワードが含まれていた件数の推移です。
(統計的な処理を行った上で2012年10月を100としています。)
推移を確認すると年末から年初にかけて落ち込んだ後、一旦は母の日が設定されている5月に向けてCV数は増加していきます。
6、7月は落ち込みますが8月にピークをつけています。
お母さんを調べたのですから、お父さんを調べない訳にはいきませんね!
母の日vs父の日リスティングCV数
先ほどのグラフに父の日CV数のグラフを追加しました。
(2012年10月の母の日CV数を100としています。)
一目見て、、、
父の日CV数は少ない………ですね。
この期間で平均的に約1/3倍となっていました。
父の日にはもう一歩頑張って欲しいところです。
折れ線の傾向を確認すると、
①年末~年始に底を打っている点
②8月にピークを打っている点
は、母の日CV数と同様であると言えます。
ただ、父の日の6月は残念ながら盛り上がりに欠けているようです。
■母の日CV数と父の日CV数の散布図
母の日CVを横軸に、父の日CV数を縦軸にとって月次別にプロットした散布図を見てみましょう。
1月にボトム、8月にピークを打っていることもあり、2つの系列は連動して動いているようです。
(相関係数=0.84)
考察
さて、謎が一つ残りました。
何故、母の日、父の日、共に8月が最も大きな値となっているのでしょうか?
筆者は「お盆」と「敬老の日」の影響を挙げたいと思います。
お盆に帰省して久々に両親と再会し…、ふと、
——————————————————
「あ、母の日(父の日)っていつだったっけ?」
↓
「あ、プレゼント送るの忘れてた!」
↓
「敬老の日のプレゼントは忘れちゃアカン」
——————————————————
と、慌てて検索しCVしているのではないでしょうか。
足元、母の日CV数は非常に伸びており、昨年8月のピークについで2番目となっています。
母の日プレゼント市場から景気回復の傾向が読み取れることを期待したいところです。
(父の日にも頑張って欲しいところですが。)